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「満月」「着物を着た娘っ子」【山にまつわる怖い話】

 
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満月

400: 名無しさん 2015/09/12(土) 23:31:01.02 ID:jzcEOEkg0.net
満月

返事がないので一つ目の話

うちのじいさんの話。畑もやっていたが、

1年のうちの何ヶ月かは山暮らしだったんだよ。

生計が半分、趣味が半分って感じでね。あちこちの山に簡易的な小屋を建てて、

そこを泊まって歩く。その間、食料はむろん山の中で調達するんだ。

いやいや、冬場でなければ山は豊かだ。
今の植林した杉林ではどうにもならんが、雑木が濃い山なら、

木の実、山菜、キノコに獣肉・・・じいさんは鉄砲持って歩いてたからね。

だが職業的な猟師ってわけじゃなかった。

兎や山鳥を撃って自分で食べるくらいで、炭焼きが主だったな。あとは薪の切り出し。

どこも国有林の今とは違って、じいさんの当時は山の奥の奥に分け入れば、
誰のもんでもない場所だったんだ。

ある山に入った晩のことだ。当然、夜間に行動なんて厳禁なんだが、
そのときは、どういうわけだか行程の計算を間違えてね、

次の拠点小屋に入るのが遅れちまったんだ。それでもまだ8時過ぎだった。

雨でも降ってれば適当な場所で野宿したんだろうが、
空は晴れてたし、小屋まであと1時間足らずってとこだったから、

松明を灯して先を急いだんだ。

で、林の中を抜けて尾根に出たとき、妙に空が明るいことに気づいた。

見ると、桃の実のような大きな満月が向こうの山の端にかかってた。

赤っぽい色の見事な月でね、しばらく見とれてたんだが、
そのうちにその日が二十夜過ぎだってことに思いあたった。

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